水と健康2020年9月
消化器外科永田 仁


原始生命は原始海洋の中で誕生しました。


生命は水なしでは生存できません。

人間の体の50-75%は水でできています。


胎児では約90%、新生児では約75%、子供では約70%、成人では約60~65%、老人では約50~55%を水が占めています。
成長するにしたがって、水分の割合が低下するのは、脂肪がつくことによります。老人において、細胞内の水の量が減っていくのは、老化現象の一つです。

人間の体は11兆個を超える細胞から成り立っています。
体重の65%を占める水のうち、約2/3は細胞内に存在しています。残りの1/3は細胞と細胞の間の細胞間液と血液に存在しています。

水と睡眠だけしか与えられなくても、人間は2週間生きることができます。しかし、水を飲めなければ、4~5日で死んでしまうほど水は重要です。

一時ほどではありませんが、まだ大変暑い時間帯があります。人間は充分な水分摂取ができないと脱水状態になります。脱水状態になると体温調節が困難になります。また、尿が出なくなり、腎不全となり、やがて死に至ります。

人間は体重の2%の水を失うと、口渇や食思不振が現れ、6%の水分を失うと頭痛や眠気、よろめき、脱力感、情緒不安定などの症状が現れます。
そして10%の水分を失うと筋肉の痙攣、循環不全、腎不全、意識障害が現れ、20%の水分を失うと死に至ります。口渇が現れたところで、充分な水分補給を心がけましょう。

 

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