【いぼ】について2020年1月
皮膚科松本 高明

みなさんは“いぼ”と聞いて、どんなできものを想像されますか?

皮膚科診療をしていると、それこそ“いぼ”を主訴に受診される患者さんはたくさんいらっしゃるのですが、面白いことにそこには色々なできものが含まれています。以下はどれも“いぼ”で受診された患者さんの患部の写真ですが、いわゆる“いぼ”はこのうちどれでしょうか?

 


正解は①と②です。

①ウイルス性のいぼ(一般的ないぼの事)
表面が角化傾向のある敷石状になっていて、
その敷石のなかに点状に拡張した毛細血管が観察されるのが特徴。


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②加齢による変化である老人性いぼ
表面がもりもりしていて黒い詰りもののある孔の拡大と白い点々が特徴に大別されます。


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ちなみに、③は良性のほくろです。

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今回はウイルス性のいぼについて、ご説明いたします。

ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス:HPV)が皮膚表面に感染して発症します。ひとくちにHPVといっても様々な型がありますが、手足、皮膚表面に感染するのはHPV-2が主体です(ちなみに、このHPVには子宮頸がんを起こす型も含まれます)。このウイルスが皮膚の小さな傷から侵入し、表皮角化細胞に感染すると細胞内でウイルスの複製が進み、特徴あるいぼの症状ができあがります。そして患部からの皮膚の細かい粉とともにウイルスが放出され、ほかの部位へ感染します。つまり、自分にも他人にも感染する可能性がありますまれに炎症反応などから自然治癒することもありますが、このような理由から治療をおすすめします

治療は液体窒素凍結療法とサリチル酸外用(スピール膏の貼付)が簡便で確実です。
このおできは「いぼかも!?」と思ったら、お早めにご相談・ご受診ください。

次の機会に、老人性いぼについてもお話させていただきます。

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