インフルエンザって、どんな病気?2025年9月
小児科方艶監修

インフルエンザは、インフルエンザウイルスの感染によって起こる病気です。
例年12月~3月頃に流行し、38℃以上の発熱や、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が、比較的急速に現れるのが特徴です。

インフルエンザの検査について、発熱などを発症してから12時間以内に検査を実施すると、正確に結果が出ない(偽陰性の)可能性があります。症状発症後12時間~24時間を目安に検査をうけることが最も望ましいですが、症状が重い場合は、経過を待たずに出来るだけ早く治療を受けるようにしましょう。

インフルエンザの治療薬には、内服薬のタミフルとゾフルーザ、吸入薬のリレンザとイナビル、点滴薬のラピアクタがありますが、当院では内服薬の「タミフル」と「ゾフルーザ」の取り扱い・処方を行っております。発症してから、48時間以内に治療薬を服用する事が望ましいとされています。お薬の選択につきましては、医師の判断で患者の状態や年齢などに合わせたものを処方させていただきます。

【インフルエンザと風邪の違い】

インフルエンザ 風邪
原因ウイルス インフルエンザウイルス ライノウイルス

アデノウイルス

RSウイルス  など

流行時期 12月~3月頃 1年を通じて発症
発熱 38℃以上の急な発熱 37~38℃程度で微熱が多い
主な症状 高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状 咽頭痛、くしゃみ、鼻水、咳などの上気道症状が中心


流行時期に、以下の項目が当てはまる場合は、インフルエンザかもしれません。
チェック項目に思い当たる症状がある場合は、早めに適切な治療を受けましょう。

✔ 急な発熱(38℃以上)
✔ 寒気や体がゾクゾクする
✔ 全身的な筋肉痛や関節痛
✔ 体がだるくて日常生活に支障をきたす
✔ いつもと違う頭痛(痛みがひどい)

【インフルエンザの予防方法】
①人混みの多い場所への外出を控える

②外出の時は「マスクを着用」する
③外出先から帰った時は「手洗い・うがい」をする
④バランスのとれた食事と、適度な運動、十分な睡眠をとる
⑤加湿器で湿度管理をする
⑥インフルエンザが流行する前(12月まで)に、インフルエンザの予防接種をする
※今期のインフルエンザワクチンの情報はこちらです。

【まとめ】
インフルエンザは、急な高熱や全身的な症状(関節痛や倦怠感)が特徴的ですが、症状の表れ方には個人差があるため、発熱がなくても(微熱程度)インフルエンザに感染している可能性はあります。風邪にしては症状がひどかったり、様子をみても改善しない場合は、インフルエンザを疑って48時間以内に病院を受診しましょう。

当院では9月1日より、インフルエンザワクチンの接種を開始しています。ご希望の方は、外来までご連絡くだいさい。
※今期のインフルエンザワクチンの情報はこちらです。

【外来】
TEL:021-6208-2255
mail:sgcreception@greenclinic.com.cn

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    健診予約021-6295-0011*300
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