消化器内視鏡検査の重要性について2026年3月
消化器科(内視鏡専門医)李峰

消化器内視鏡検査は、健康診断において特に重要な検査です。その最大の理由は、消化管の内部を直接観察することにより、炎症や腫瘍などの病変を早期に発見できる点にあります。

~可視化による確かな診断~
X線検査や超音波検査とは異なり、内視鏡検査では消化管内部を鮮明に映し出し、胃や大腸の粘膜を直接観察することができます。そのため、微小な病変も見逃しにくく、異常が認められた場合には生検(組織採取)を同時に行うことも可能です。「直接観察し、確定診断につなげられる」ということが、内視鏡検査の最大の長所と言えます。
※当院では、外来診療において医師が必要と判断した場合に限り生検を実施しております。

~日本人に多い消化器がん~
日本人の死因の上位を占める胃がんおよび大腸がんは、いずれも内視鏡検査の対象疾患です。特に日本は、胃がんの罹患率が高く、欧米の5~10倍と言われています。このため定期的な胃内視鏡検査は、国のがん対策においても重要視され、2016年から厚生労働省の通達により、対策型検診の検査方法として、従来の胃透視検査のみならず、胃内視鏡検査も推奨、追加されました。また、食生活の変化に伴い近年増加している大腸がんは、早期発見により予後が大きく改善することが知られており、大腸内視鏡検査の重要性も年々高まっています。

~早期発見のために~
健康診断で受ける内視鏡検査は、自覚症状が現れる前に病変を発見できる最大のチャンスです。胃がんや大腸がんは初期段階ではほとんど症状がなく、発症時にはすでに進行しているケースが少なくありません。胃がんでは、ヘリコバクターピロリ菌感染や喫煙、大腸がんでは、高脂肪・低繊維の食事、肥満、過度な飲酒などがリスクとなります。このようなリスクをお持ちの方や、40歳以上の方は、自覚症状がなくとも定期検査を受けることが重要です。

健康を守るための第一歩として、ぜひ健康診断における消化器内視鏡検査の受診をご検討ください。

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