上海で生活する上での予防接種と大気汚染について2015年5月
小児科医師内山 健太郎

予防接種について

日本の定期接種(Hib、肺炎球菌、四種混合、BCG、MR、水痘、日本脳炎)各種に加えて、B型肝炎、おたふくかぜ、A型肝炎、インフルエンザの接種をお勧めしています。日本脳炎は日本よりも発症リスクが高いとされています。定期接種では3歳からですが、生後6ヶ月以上で接種可能なので早めに接種しておきましょう。急な赴任で予定通りに予防接種が打てていない、予防接種を打つこと自体に疑問や不安がある、食事アレルギーがある、今までの接種歴がわからなくなってしまった、等何でもお気軽にご相談ください。

大気汚染について

大気汚染に関しては、以下のURL http://aqicn.org/city/shanghai/jp/等でのAQI(Air Quality Index)を参考に、外出を控える、マスク着用、空気清浄機、等々の対策をしましょう。健康にどのような悪影響があるか分かりにくいと思いますが、AQI150(軽度汚染)は少しタバコ臭い喫茶店、AQI300(重度汚染)は数名が喫煙中のファーストフードの喫煙席、と考えてみてください。AQI150の喫茶店は普通の人なら大丈夫でも、喘息や心臓に病気を持つ方は体調が悪くなりそうです。AQI300の喫煙席で運動すれば、健常者でもきつそうですね。数十年後の肺ガン等も心配ですが、PM2.5を含む有毒物質満載のタバコを定期的に深呼吸するよりは大丈夫そう。このようなイメージで、怖がり過ぎず、でもあなどらずに対応をしていきましょう。身近な喫煙者の禁煙が一番効率的な大気汚染対策です。当院でも禁煙外来を行っていますので、是非ご相談ください。

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