
7月の上海は、一年の中でも特に暑く湿度の高い季節です。最高気温が30℃を超える日が続き、湿度も高いため、実際の気温以上に暑く感じます。近年は35℃を超える猛暑日も珍しくなく、熱中症のリスクが高まります。
熱中症は屋外だけでなく、室内でも発症することがあります。今回は熱中症の症状や予防法、受診の目安についてご紹介します。

熱中症とは、高温多湿な環境により体温調節がうまくできなくなり、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで起こる状態です。
特に上海の7月は気温30℃以上、湿度70~80%以上の日が多く、汗が蒸発しにくいため体に熱がこもりやすくなります。

熱中症の症状は軽症から重症までさまざまです。
【軽症】
・めまい、立ちくらみ
・筋肉のけいれん(こむら返り)
・大量の発汗
・だるさ

【中等症】
・頭痛
・吐き気、嘔吐
・強い倦怠感
・集中力の低下

【重症】
・意識がぼんやりする
・呼びかけへの反応が鈍い
・まっすぐ歩けない

重症の場合は命に関わることがあります。

以下の方は熱中症になりやすいため注意が必要です。
・高齢者
・乳幼児、小児
・糖尿病や高血圧などの持病がある方
・屋外で働く方
・スポーツを行う方
・睡眠不足や体調不良の方
・飲酒後の方

1. のどが渇く前に水分補給
のどの渇きを感じた時には、すでに軽い脱水が始まっていることがあります。
こまめに水分を摂りましょう。
大量に汗をかいた場合は、通常、水で十分なのですが、症状によっては、経口補水液などを利用した方が良い場合もあります。
2. エアコンを適切に使用する
「室内だから大丈夫」とは限りません。
特に夜間は我慢せずエアコンを使用し、快適な室温を保ちましょう。
3. 外出時間を工夫する
気温が高くなる11時~16時頃の外出はできるだけ避けましょう。
外出時は帽子や日傘を利用し、日陰で休憩を取ることも大切です。
4. 十分な睡眠と食事
睡眠不足や体調不良は熱中症のリスクを高めます。
規則正しい生活を心がけましょう。


また、次の症状がある場合は救急受診を検討してください。
・意識がはっきりしない
・呼びかけに反応しない
・けいれんがある
・自力で水分摂取ができない
上海の夏は高温多湿で、熱中症が起こりやすい環境です。熱中症は予防が何より大切です。「少し疲れただけ」と思っていても、実は熱中症の始まりであることがあります。
こまめな水分補給、十分な休息、適切な冷房使用を心がけ、暑い夏を元気に乗り切りましょう。体調に不安がある場合は、無理をせず早めに医療機関へご相談ください。