皆さんの周りには、血圧が高くて治療中の方はいらっしゃいませんか。

厚生省の調査では、日本には1609万人(2023年時)の治療中高血圧患者がおり、未治療の方も含めると4300万人、つまり日本人の3人に1人が高血圧という驚きの推計があります。
自分はちゃんと定期健診を受けているから大丈夫と言われる方も、年に1~2回の血圧測定では見逃され、適切な治療や生活指導が遅れてしまうことがあります。
また、血圧には季節性変動があり、特に12月から2月までの厳冬期に上昇することが知られており、今がまさに血圧の測り時なのです。寒さによるストレス、交感神経刺激、汗に出ていく塩分喪失量の減少、体温維持のための血管収縮などが原因です。
そこで、ぜひおすすめしたいのが、自宅での血圧測定です。

上腕に巻くタイプがスタンダードで、中国においてもオンラインで簡単に購入できます。
測定方法は以下の通りです。
⌛測定時間⌛
・朝の起床後1時間以内、排尿後、朝食前
・夜は就寝前で飲酒後や入浴後は避ける
🍀測定環境と姿勢🍀
・室温は少なくとも18度以上
・背もたれのある椅子に座る
・脚は組まない
・腕を心臓の高さに合わせる
・1~2分間安静後にリラックスして
家庭血圧が上135㎜Hg以上、または下85㎜Hg以上が続く場合は、高血圧である可能性が濃厚です。注意点は、上が正常であっても下が85㎜Hg以上ならば明らかな異常であり、高血圧初期の中年世代に多くみられます。
(外来血圧での診断基準は140/90㎜Hg以上)
実は、冬場の血圧上昇とともに、心筋梗塞や脳梗塞といった心血管イベント数が増加し、夏場と比べ1.5~2倍にもなります。血圧上昇は、冬場のヒートショックにも深く関わります。
1年間のうち最も血圧が高くなり、合併症が多い時期だからこそ、外来血圧が上昇傾向の方、家族歴がある方、体重増加に悩む方などは、家庭での血圧測定を始めてみましょう。