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2024年12月に日本で大流行した🍎りんご病🍎

この可愛らしい名前の病気、どんなものかご存じですか?
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🍎りんご病とは🍎
医学用語で「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」と呼ばれる感染症で、「第五病(Fifth disease)」とも呼ばれています。
主に5~10歳くらいのお子さまに多く見られますが、大人がかかることもあります。
原因はヒトパルボウイルスB19というウイルスで、両頬を平手打ちされたように赤くなるのが特徴です。紅斑(赤い発疹)が出る前に、微熱やだるさなど風邪のような症状が見られることがあります。この時期はウイルスの感染力が最も強く、周囲にうつしやすいため、集団生活や外出は控えましょう。
紅斑はほっぺだけでなく、腕や太ももなどにも出ることがあります。
紅斑が出たあとは、感染力はほとんどなくなります。
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🍎妊婦さんは注意が必要です!🍎
りんご病は多くの場合、軽症で自然に治る病気ですが、妊婦さんが感染すると、まれにお腹の赤ちゃんに影響が及ぶことがあります。
特に妊娠20週未満の方は、念のため人混みを避けたり、体調管理を徹底するなど予防を心がけましょう。
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🍎治療と経過について🍎
りんご病には特別な治療薬はありませんが、発熱やかゆみなどがある場合は、症状に応じた対症療法を行います。
合併症がなければ、1~2週間で自然に回復します。無理をせず、安静に過ごしましょう。
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🍎予防のポイント🍎
予防のためには、次のようなことが大切です。
ヒトパルボウイルスB19はアルコール消毒が効きにくいため、石けんでの手洗いがとても重要です。
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少しでも気になる症状がある場合は、お早めに当院までご相談ください。
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