口腔粘膜の病気について2016年2月

口は食べ物や外気など外からの刺激を受ける機会が多く、また常に細菌などの微生物が住んでいます。そのため、口の中の歯茎、舌、頬などの粘膜にできものなどができることが時々あります。口腔粘膜の病気についてまとめてみました。

アフタ性口内炎

誰もが経験している、あの痛い口内炎ですが、正式にはアフタ性口内炎と言い、その原因は特定されていません。従って治療法もその症状を取ることが主体になります。ステロイド軟膏を塗ったり、患部に貼ったりして刺激を軽くする方法が一般的です。アフタ性口内炎はほとんどの場合、跡形も無く治りますが、稀に何度も再発することがあります。そのような時には、専門医で診察を受けることをお勧めします。

ウイルス性の口内炎

アフタ性口内炎と同じように痛みが出ますが、ウイルス性の場合、口の中の広い範囲で口内炎のような症状が出ること、唇や口の角に口内炎ができること、高熱が出たりリンパ腺が腫れたりすることがアフタ性口内炎と異なります。治療は、まず安静にして栄養を補給します。痛みなどで、十分に水分や食べ物が取れない場合には、点滴をすることもあります。そして抗生物質を服用して細菌による感染を防ぎます。

舌の病気

舌にもいろいろな症状が現れます。舌の表面は通常、舌乳頭と呼ばれる小さな突起がたくさんありますが、例えば貧血の状態では、その乳頭がはっきりしなくなり、舌の表面がつるつるした感じになります。また、抗生物質を飲んでいると、舌の表面が黒くなることがあります。

舌には味を感じる働きがありますが、血液中の亜鉛が欠乏すると味がわからなくなることがあります。しかし、味がわからなくなる原因は他にもありますので、専門医での診察をお勧めします。また、病気ではありませんが、特に小さいお子さんで舌の下についているひだ(舌小帯)が短く、舌の動きが悪いために特にタ行やラ行の発音が出来ない場合があります。そのような時には、舌を前に出すと舌の先端が引っ張られて、ハート型になります。一般的には4-5才頃までは経過観察をしますが、それ以降でも発音が改善されないときにはひだを伸ばして、舌を動きやすくする手術をします。

口の中に出る症状はその他にもいろいろあります。赤く腫れることもあれば、白くなったり、痛みを伴うこともあれば、そうでないこともあります。放って良い場合もありますので、気になるときにはまずかかり付けの歯科などでみてもらうと良いでしょう。

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