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お口のトラブル、早期発見で快適生活
 
 
様々なお口のトラブル
 
一般的に知られている「虫歯」や「歯周病」の他に最近では、様々なストレスが顎の関節に作用して口の開閉時に音が鳴ったり痛みを伴うようになる「顎関節症」や、虫歯や歯周病が原因の一つとなる「口臭」、喫煙やコーヒーなどの色素が歯に付着して見た目が悪くなる「ステイン」、不適切なブラッシングによって歯が削れていく「くさび状欠損」などお口のトラブルも多岐にわたっています。
 
 
歯科検診の重要性
 

多くの場合お口のトラブルは症状のないまま進行していきます。また、中国で活躍しておられる在留邦人の皆様はお仕事のご都合などにより「気にはなっているけれどなかなか時間が取れない」といった状況の方が多いようです。このため我慢できないほどの症状になって来院されたときには非常に重篤な状態になっており、治療期間や治療費も多くかかる上、完全な治癒も望みにくい状態となっています。

また、現在トラブルはなくともお口の中の状況を観察することによって、将来的にどのようなトラブルが発生する恐れがあるかを予測することが出来ます。これを理解しその上で日常生活での注意点などを知っておくことは、国内、海外を問わず、より快適で健康的な生活を営む上で非常に重要であるといえます。

歯科検診とは、虫歯や歯周病の現状をチェックし重篤な状態になるのを未然に防ぐためだけでなく、自分のお口の中の特性を総括的に知る機会であると考えていただきたいと思います。

 
 
歯科検診の内容
 

虫歯や歯周病などの病状やお口の特性を調べ、将来どのようなトラブルに発展する可能性があるかを確認するために行なう歯科検診では、以下のような項目を審査していきます。

【視診】
お口の中を歯科医師が拝見し、虫歯の有無や大きさ、歯周病の有無や進行状態、口腔粘膜の病変の有無を調べます。また歯の形態や頬の粘膜の状態を見ることで歯軋りや食いしばりなどの習慣がないかを予測することができますし、歯の汚れの分布やはぐきの色、形態などからブラッシングが適切に行なわれているかどうかを判断することが出来ます。

特に歯軋りやくしばりを長期間放置すると「顎関節症」を発症させる原因となったり、歯周病を急速に増悪させる原因となります。また不適切なブラッシングを放置すると「虫歯」や「歯周病」の原因となる他、「ステイン」や「くさび状欠損」というトラブルの原因となったりします。

【歯周ポケット審査】
歯とはぐきとの境目には溝があり、これを「歯肉溝」といいます。この溝の深さは通常2〜3mmといわれていますが、歯周病になるとこの溝が深くなってきます。この溝の深さを測ることによって歯周病の進行状態を調べる審査が歯周ポケット審査です。

この検査結果から、口腔清掃や食生活など日常生活において注意していだだく事項や、歯周病の進行を食い止めるために必要な治療方法などを判断することが出来ます。

【レントゲン審査】
お口の中を直接拝見する【視診】では確認できない部分を審査するために、お口の中全体のレントゲン写真を撮らせていただきます。

この審査によって虫歯の有無や大きさ、歯周病の進行状況をより詳細に審査することが出来る他、「親知らず」の有無や、顎骨の中の細菌感染の有無、顎骨の病変の有無などを確認することが出来ます。
特に神経の治療が既に行なわれている歯については、虫歯が大きくなっても痛みを感じないため発見が遅れがちになります。症状がなくとも1〜2年に一回はレントゲンによる審査を受けることをお勧めしています。

歯科検診後の治療計画
 
虫歯をはじめとするお口の中の病変は、放置すれば必ず進行していきます。このため検診においてトラブルが見つかった場合には、できるだけ早く治療を開始することが望ましいといえます。

ただ、海外にてご活躍の皆様と日本在住の方々とでは、様々な点において医療事情が異なるのも事実です。したがって、検診において発覚した問題を総括的に解決するためには、病変の重篤度や救急性、帰国の時期や期間、治療費用の負担率などを考慮し、個人個人の事情に応じた治療計画の立案が重要になってきます。

海外での生活をより安心で快適なものとするために最も良い方法を、歯科医師が皆様といっしょに考えさせていただき、助言させていただく機会として歯科検診をご利用いただければと考えております。