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▼ 上海グリーンクリニック便り ▼                 

                                  第22号2008年5月

今月のドクターワンポイントアドバイス

「手足口病」について

今回、中国安徽省から発生している手足口病は変種で、非常に毒性が強いようです。2008年5月5日現在までに26例の死亡例が報告されています(うち、安徽省22例、広東省2例、浙江省1例)。上海市では、軽症の手足口病の発生が単発に発生しています。集団発生は見られず、今の段階では、怖がる必要のないものと考えて良いようです。いずれにしましても、以下のような症状がみられたら、早めに医療機関の受診をお勧めいたします。

▲ 一般に手足口病とは

手足の水疱と口内炎ができる、5歳以下の乳幼児に多い、夏風邪の一種です。毎年5〜8月ぐらいに流行し、潜伏期間は3〜7日ぐらいです。手と足と口に水疱ができるのが病気の主な症状ですが、最初の1〜2日の間に熱が出ることもあります。ただし、熱といっても、38℃の熱が出る子供は全体の30%ぐらいです。水疱は3〜5日ぐらいで消えてしまい、あとが残ったりすることはありません。主に発疹が出る部分は手・足・口ですが、場合によってはお尻〜大腿にも出ることがあります。発疹の痒みはなく、大人が感染すると、軽い痛みを感じることもあるようです。

特別な治療法はありません。食べ物は、口の中が痛いときは、柔らかい、しみない物を与え、熱い物、塩味や酸味の強い物、固い物は控えたほうがよいでしょう。小さな子供で口の中の発疹がひどいと、食事がとれなくて脱水傾向になることがあるので注意が必要です。入浴は、熱がらなく、元気ならかまいません。

手足口病のウィルスは、本来、胃腸カゼのウィルスの一種ですので、多少下痢っぽくなることはありますが、ひどい下痢になることはそれほどありません。

今月のQ&A

Q: 手足口病には予防接種ありますか?            
A:ありません。予防は手洗いの励行となります。
手足口病を起こすウィルスは1種類ではない(主に、コクサッキーA16、コクサッキーA10、エンテロウィルス71の3種類、厳密には10種類以上)ので、何度もかかる可能性があります。

Q: 手足口病の感染経路は?
A:風邪と同じように鼻汁・唾液などからの感染です。また、便からも感染(つまり経口感染)しますので、手をよく洗うことが大切です。

Q: どのような合併症を起こしますか?
A:まれに髄膜炎、脳炎になることがあるので、頭痛・吐き気・けいれん・高熱などに、注意だけはしておきましょう。なお、中耳炎を併発することも時々あるようです。

◎過去のドクターワンポイントアドバイスはホームページでもご覧いただけます。
http://www.greenclinic.com.cn/clinic/links.htm

アップデート情報

▲ 5月医師の診療日程

5月医師の診療日程は http://www.greenclinic.com.cn/clinic/schedule.htm まで、ご参照ください

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